サブの楽器、イオ 1065GB
サブの楽器として某フリマアプリで購入したIO 1065GB。
調整がしっかりされていなかったのと、一部気に入らない部分があったため、いつもお世話になっているアトリエケイさん
で1ヶ月ほどかけて、調整とカスタムをお願いしました。
GBの型番の通り、ゴールドブラス=胴成分の多い真鍮で赤みを帯びた美しい管体。
蝶と花の美しい彫刻。
彫りが浅いのでレーザー彫刻のようです。
ベル側面にはIOのロゴ。
キーの間隔はカドソンと比較し、やや広めで手が小さい人には少々扱い難いかも。
ネックスクリュー 、ライヤースクリューはヤナギサワのヤニーブスター セルマー ・ヤナギサワ用に変更。
公式にはアナウンスされていませんが、セルマー ・ヤナギサワ用はぴったり合います。
ちなみにカドソンにはヤニーブースターは途中まで入るものの、最後まで締まらないため合いませんでした。
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カスタム内容
左がカドソン A902V、右がIO 1065GB。
イオのサムレストはなぜか角度が左に寄っていて、サムレストを正面にすると楽器がかなり左向きになります。
サックスの角度が左に向いてしまうのと、テーブルキー も必要以上に角度が手前に向いているため、5分もしないうちに筋が痛くなります。
したがって、テーブルキー を少し起こしてもらい、サムレストも扱いやすい角度になるように台座から一から作ってもらいました。
カスタム後。
角度もやっとまともになりました。
サムレストはついでにアトリエケイさんオリジナルのものに変更。
サムレストは
銀無垢(天板のみ)、ゴールドプレート、シルバープレート、ピンクゴールドプレートの4つから選択。
正直サムレストの材質ごときで音なんか…と思っていましたが、試奏すると全く音が違うものに変わりビックリしました。
銀無垢(天板のみ)とゴールドプレートは鳴り過ぎて合わないため、最初の数秒で却下。
シルバープレートはまるでメタルのマウスピース を着けているかのような音色。フュージョン系の音楽に合いそうです。
ピンクゴールドプレートは柔らかで落ち着いた音色。
どちらも魅力的ですが、今の私の方向性、また楽器も胴成分が多い管体のため、こちらの方が楽器に合う音と思いピンクゴールドプレートを選択。
カドソンとイオとの比較
私の所有するカドソン A902Vとイオ1065GB。
どちらも銅成分の多い管体で似たような部分も多いですが、明らかに設計・方向性が違う楽器で吹き比べると面白いです。
カドソンはロールドトーンホールが影響しているせいか、丸く膨よかで音の密度が濃いです。
イオは音が前に突き出る感じがして、管体も薄いせいか振動が手にダイレクトに伝わります。
音の質も高校生の頃に所有していた初期のセルマー スーパーアクションシリーズ2と似た響きがします。
某フリマアプリで60,000円で入手し、調整とカスタムでかかった費用は70,000円。
購入金額の倍以上かかりましたが、十分に納得のいく音色です。
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